渋谷区の税理士 柴田会計事務所 - 個人経営のメリット・デメリット

個人経営のメリット・デメリットについて

起業、すなわち新たに事業を始めようという場合には、個人事業として経営するか、あるいは株式会社を設立する等法人での経営にするか、決めなければなりません。
個人事業形態のメリットとは、（すなわち法人形態のデメリットということになりますが）一般には以下のような点があげられています。

• 会社形態のような設立手続きが必要なく届出だけでよい
• 会計処理が比較的簡単であり厳密性が要求されない
• 法人地方税のような均等割の納税がない
• 役員変更の手続が必要ない
• 交際費の損金算入について（必要経費として認められるものである限り）制限がない等

他方、デメリットとしては以下のような点があげられています。

• 会社の株主と異なり責任が無限責任である
• 外部に対する信用力が相対的に低い
• 資金調達が比較的しにくい
• 役員に対する給料支給がない
• 繰越欠損金の控除は青色申告で3年間、白色申告では無し
• その他税金面、事業承継の場合などにおいても比較的に対策がしにくい等

しかし、これらの点の中には個々の事業の性質、内容等に応じてその程度が変わってくるものもあり、一律に法人、個人どちらの形態が良いと決められるものではありません。すなわち、これらの点を踏まえつつ、それぞれの企業の実情に応じた選択をする必要があると言えるでしょう。

このような場合、まずは専門家に相談してみる事が肝要です。税理士は、税金の事のみならず会計、経営等企業のことに関する専門家です。どうぞお近くの税理士事務所にご相談ください。それが最良の選択への一番の近道です。

↑ このページのトップへ ↑