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渋谷の税理士日記

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相続税の試算 - 続き 財産評価

2013年11月17日 - 相続税関連、財産評価

こんにちは、渋谷の税理士です。今日はカラッと快晴の日曜日になって気分が良いですね。私、渋谷の税理士さんはさらにお客様に前から頼まれていた相続税の試算の仕事が終わって余計に気分が良いです。

一言で相続税の試算と言っても、税額の計算自体は実に単純な物で紙一枚でできてしまうようなことなのですが、その前提となる財産の評価、特に不動産の財産評価というのが、中々大変なんですね。

不動産のうち、建物については市町村から送られてくる固定資産税の明細に載っている、各物件についての固定資産税評価額によって評価する事になっていますので、これはすぐに分かります。

これに対して、土地については国税庁発表の今年の路線価図を元にして計算する事になっています。これは毎年新聞にも載りますので皆さんご存知ですよね。この路線価図を見ると日本全国の主要な路線に面する土地の、相続税・贈与税計算の際の基準となる土地の評価額が分かると言う訳です。

さて、これで土地の路線価が分かったとしても、この金額でそのまま相続税の税額を算出できるわけではありません。路線価というのはあくまで土地の評価の計算をする上での基準、つまり元となる金額なのですね。実際に税金の計算をする時には、この路線価に対して土地の間口、奥行きなど各種の要素に基ずく補正率を乗じて税額計算のための評価額を算出します。なぜなら土地と言うのは、ひとつひとつ異なる場所にあり、それぞれ異なる形をしているから一個の土地ごとにその土地に応じた評価額を算出してやる必要があるのです。

このように土地の評価に際しては、その土地の形と言う事が非常に重要な要素となって来ますので、私、渋谷の税理士さんなどは土地の測量図を基にして土地の図面を作ってしまって、そこから各種補正率を算出するようにしています。なぜ測量図と別に更に図面を作るかと言いますと、例えば不整形地補正率を算出する際には、その土地を囲む形の想定整形地の間口、奥行きなどの長さが分からなければいけませんが、この想定整形地自体は他人の土地にあたりますから、測量すると言うわけには行きません。そこで想定整形地の距離は机上で計算によって算出しなければいけないのですね。

こういう場合、定規とコンパスで図面を作りますと言う人も多いようですが、今の時代、図面を作るならパソコンでやるのが一番ですよね。そこで私、渋谷の税理士さんはCADと言う図面を作るソフトを使っています。これなら非常に精密に図面を書く事が出来ますので、安心して土地の評価が出来ますね。

Last Update: 2013-11-17 10:43:45

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