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渋谷の税理士日記

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確定申告の準備

確定申告

こんにちは、渋谷の税理士です。先日の雪も融けてだいぶ歩きやすくなりましたが、こんどは風がすごくて寒いですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私、渋谷の税理士はまだまだ年末調整、法定調書、償却資産申告書など1月の税務に追われる毎日ですが、税務といえば、そろそろ確定申告の準備をされている方もお見かけするようになって来ました。早めの準備というのは大事ですからね、ご立派ですね。申告期限間際になってあわてるようでは困りますからね。

確定申告と年末調整

今の時期は、年末調整と確定申告の間に当りますので、この両者の関係という事を少し説明しておきましょう。

まず確定申告というのは、個人の方の1年分の所得について計算し、これに対する所得税額を算出し、申告・納税する手続です。個人の所得というと、代表的なものとしては事業所得、給与所得、不動産所得などが有りますが、その他にも農業所得、一時所得など様々な種類の所得があります。そしてこれらのいわゆる経常所得以外にもさらに不動産などを売却した際の譲渡所得、或いは退職所得など臨時的な所得というものもあります。確定申告においては、これらすべての所得についてその金額を計算し、税額を算出する事になります。

これに対して、年末調整ではこのような個人の所得の内、給与所得について、給与を支払う会社での手続として、その税額計算をして、納税を済ませてしまうというものです。これは給与所得者(サラリーマン)が数の上では圧倒的に多数であり、その税額計算の手続も決まったパターンとなっているわけですから、給与支払者である会社の方でまとめて計算してしまった方が明らかに効率が良いからですね。

従って1年間の所得が給与所得のみの方は、この年末調整の計算の手続によって所得税の納税の手続は完結します。

これに対して、家賃収入があるとか、株式の配当を受け取っているとか給与所得以外にも所得のある方はさらに、確定申告をして、これらに対しても納税の手続をする必要があるというわけです。

Last Update: 2013-01-20 19:27:31

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