こんにちは、相変わらず寒い日が続きますね。皆さん風邪などひいていないでしょうか。さて今日は確定申告についての基本的な事項、特に消費税の事についてもう少し説明してみましょうか。
普通は確定申告と一口に言いますと、個人の所得税の確定申告の事を指すものと思われがちですが、この時期、確定申告として申告しなければいけないものとしては、所得税の他にも消費税、贈与税などもあります。また住民税の確定申告というものもあります。
所得税については、前回説明しましたとおり、給与所得についての年末調整で1年分の課税関係が完結する方が多いのですが、それ以外の所得のある方、それに給与所得でも金額によって年末調整の対象とならない方などが確定申告しなければいけないこととなります。
そして個人の方でも事業をしていらっしゃる方、或いは不動産収入のある方で、事業所用など住宅以外のものの家賃収入などが多い方などは消費税の課税事業者となる場合があります。そのような場合には、原則として課税事業者となり、ただ、前々年の収入の内の消費税課税売上高が免税点以下の場合には免税事業者となる、と言うのが正しいですね。
この免税点というのは現在の所1000万円とされています。そこで前々年(一昨年ですね)の収入をチェックしてみてこの金額内に納まっているかどうかを確認しておいた方が良いですね。もちろんこの点については税務署の方でもチェックしており、消費税の申告が必要となりそうな方には、課税事業者の届けを提出してくださいと言うお知らせが来るようになっています。